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望む

みなさま、ごきげんようお過ごしのことと存じます。さて今回は、

お客様が”岡山県経営革新アワード”でグランプリを受賞なさいました。お客様のご受賞ももちろん嬉しい出来事でしたが、さらに以前からご縁のあった、”岡山県中小企業団体中央会”様や、”岡山県産業振興財団”様とかかわりもおありとのことで、とても嬉しい仕事でした。

さて、”プレゼンなんて苦手”と恥ずかしそうにおっしゃるお客様でしたが、ビデオを拝見すると、その素朴で誠実なお人柄が表現されたとても良いプレゼンテーションでした。 ほんの少しですがお手伝いをさせていただいたことから”より良いプレゼンを望む”ということついて書いてみようと思います。

話し手側の良いプレゼンテーションって?というお話は、別の機会に折に触れて書いていますが、

今回の”良い”は、拝見した録画でオーディエンスの方々がずっと、ステージを見ておられた後ろ頭の視点から、書いてみようと思います。

授賞式のご様子

いくら仕事とはいえ、退屈なプレゼンを聴かされる側はたまったものではありません。なのでたいてい、つまらないプレゼンが始まるとみなさん一斉に、手元へ目をやります。どんなに優れたプレゼンであっても、場とスピーカーとのバランスが崩れると、一様に頭は揺れるのです。

ですが、今回お客様のプレゼンを見つめるオーディエンスの方々は熱心に、スピーカーとスクリーンをじっと落ち着いて見つめておいででした。その揺れない多数の後ろ頭に、自分のことのように嬉しく、感動しました。

以前から思っていたことなのですが、流ちょうなプレゼンや、大きなステージを飲むような華やかなプレゼンに、人はいったいどれくらい、純心を打たれるんでしょうね、という持論について改めて考えたりもしました。今回のように実直さが伝わる淡々としたプレゼンだからこそ、伝わるものの深さって、ありますよね。

人を惹きつけるためのテクニックは、市販本にも大小種々様々書かれています。今回お客様に本番直前にお伝えしたテクニックにしても、わたしの授業ではいつもお伝えして来ていることのいくつか、知っている人は知っているというテクニックの抜粋です。

それでもその1時間程度のご指導のタイミングでは、まさにそのいくつかが”腹落ち”いただけたズバリのテクニックだったかなと、我ながら手前味噌ですがそう思っているのです。

じゃあ、”今の自分の背丈なり”ならば、それでなんでもかんでもOKか、というとそうではないことは賢明なみなさまもご想像のとおりです。

場を整えてくださる方々と、スピーカーもオーディエンスも含めて、”その場に在るすべて”から醸し出される”空気感”と”内容”と、そして”スピーカーの身の丈”とが、絶妙なバランスにレシピされて生まれるのが研修効果だとわたしは考えています。

今回のご相談は、ご自身がプレゼンが苦手というご認識があればこそ、少しでも、その場を良く整えたいというお気持ちもあっての、お声がけだったと思っています。

劇的なショー向けプレゼンテーターになることを望まれれば、それもそれで、お手伝いするにはするのですが、、、、個人的には、今回のように、

恵まれる場に感謝し、そして恵まれた場を整えることには、ご自身のプレゼン力”も”含まれている、というトータルの認識を(無意識にでも)お持ちの方はセンスがいいなと思います。

場慣れしない方にも、それなりのままでできるプレゼンもあるでしょう。でも、今回は”(自他ともに、の)場を崩したくない” ”伝えたい”、その望みが、実現した良いプレゼンだったなあと、望むことの大切さを感じます。

スピーカーが良い場を望めば、スピーカーの方だけでなく、オーディエンスの数だけ、さらに関係者の数だけ、その人々が会場を去る時の気持ちまで含めれば、そのオーディエンスが講演後に出会う人にまで、相乗効果で何倍もの人々に、良い時間を提供できるのです。今回はそんな、与えられる場のおさまりを望むこと、について書いてみました。

それではみなさま、また次回の投稿でおめにかかります。どうぞ日々ごきげんよう、お過ごしくださいませ。

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