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熱伝導の5年

 みなさまごきげんようお過ごしでしょうか。11/18 記事で”話はどんどん通じない時代”と投稿しました。情報が増え続け、ITによる選別技術も偏りを助長しているので”通じないことへのフォーカスのエネルギーを下げましょうかね”というようなことを書きました。

 ですが、逆なこともあるものですね、という出会いに恵まれたので書いておこうと思います。

 5年以上前に、わたしのプレゼン指導を受けてくださったお客様からご連絡をいただいてお会いしてきました。当時、実習の中でダメ出しをしたお客様でした。

わたしは基本的にプレゼンにダメ出しをしないと、何十年も前からわたしの知らないところでも有名だと聞いていて、気恥ずかしくも嬉しく思ってきました。しかし評判はそうあっても、個人的にはこの人には伝えたいというポイントでつい、踏み込みすぎて、反省で心残りなシーンがいくつかあります。その数少ないシーンのおひとりです。

 「それってYさんらしいですか?」と珍しく突き詰めてしまったわたしにYさんは「何故正論を教えてくれないんですか?」と詰め寄られ、「そこじゃないんですよ」というわたしと噛み合わず、研修は形どおりに終わってもその後もずっと、気にかかっていました。

Yさんいわく「あれから、お客さまとの行き違いのたびに、自分のよそ行きや、こだわりが原因だなって、井殿さんのことを思い出しては、ずっと考えてきました。そして、だんだん、その意味、わかるようになったんです最近やっと」

と、5年越しで、わたしが全く知らない世界で、熱伝導は続いていたことを教えていただいて、嬉しいなあ、としみじみ思いました。

その日こたえが出なくても、仮にずっと平行線でも、あなたが、わたしの、言葉を、覚えて、良い方向への道具にしてくれるなら、それだけで、出会えてよかった。

そして、わたしも、出会えた人のこと、覚えてますよ。そして、思い出しては、心配したり、学んだり、しています。

出会ってくれて、ありがとうございます。

もし、伝わらない何かに、モヤモヤしても、大丈夫。せいぜい5年しかかからない、って、教えられたような嬉しい再会でした。

みなさまにもし、もやっと残る伝わらなさがあっても、大丈夫。それぞれの胸のうちで、それぞれのカタチにおさまる日は来るようです。

今日の岡山は久々に晴れています。ごきげんようお過ごしくださいませ。

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