ブログ

話は、どんどん、通じない。だからこそできること。

みなさま、ごきげんよう。紅葉の季節ですね。姫路市が運営する姫チャリというシェア自転車で、100円で1日中観光をしてきました。その時ふいに思い出した話から「話は通じなくていい」時代だ、ということについて、今日は書いてみようと思います。

4~5年前だったでしょうか、市内中心部からのお客様がタクシーでおみえになった時のことです。打ち合わせも終わり、お帰りのタクシーの手配をお尋ねしようかなというタイミングで、スマートフォンを取り出したお客様の顔が、怪訝な表所から困った表情、さらにいらだった表情へ、変わっていったのですが。まあ、スマートフォン越しのことでしたので、直接私の商談には関係がないかと考えて、さらりと「お帰りのタクシーをお呼びしましょうか?」とおたずねしますと、ふだん通りの表情で「ああ、助かった、お願いします。」とおっしゃられました。そこで受付の者から電話でタクシーを呼んでもらいましたが、この受付への申し送りの時にも、相手の方が少し怪訝な表情をなさったかな、と感じはしましたが、、、それきりになっていました。

それが先日、シェアリング自転車の支払いをICカードでしながら「この便利な、シェアエコノミーサービスは、果たしてどれくらい活用されているのかしら」と思った時に、はたと、その時のタクシーのことに思い至ったのです。

そう、その方はいつも中心部でご活躍になっている方なので、当時も、普段からタクシーはスマートフォンのアプリで呼んでおられたのだろうと想像します。弊社はタクシーで中心部から20分強の郊外、それでも今も、スマホアプリでタクシーを呼べる範囲ではありません。

そう考えると、今更ながら、その場がストンと腑に落ちました。なるほど、あの感触はデジタルデバイドに該当するのかしらねぇ、としみじみと。何年も遅れた実感に衝撃を受けました。 物理的には、タクシーでほんの数十分の違いの場所の交通手段でさえ、同年代の、しかも同業種の人とでも、話が通じないまま、数年が経過するのです。

いろいろな会社の、いろいろな立場の方から、コミュニケーションの複雑さや難しさのご相談をよくお聞きするようになりました。

ただ、どこででも、 話は、どんどん、通じない時代なのです。 通じないことにフォーカスしていたら、キリがない時代なのです。

だからこそできることは、心を大きく、フォーカスポイントだけはきっちりと共有することかしらね、と思った秋の日なのでした。

それではみなさま、今週もよい毎日をお過ごしください、ごきげんよう。

最新記事

検索